特集!エコキュートって何?
自然と家計にやさしいエコキュートが注目されています。そこで、今回は特別にエコキュートを取り上げて詳しくご紹介したいと思います!
What!?エコキュート
エコキュートとは、地球環境に配慮した新時代の給湯器。「自然冷媒ヒートポンプ式電気給湯器」で、三菱、東芝、ダイキン、コロナなどほとんどの電気メーカーから発売されています。※「エコキュート」という名称は電力会社や給湯器メーカーが自然冷媒ヒートポンプ指揮電気給湯器を総称する愛称です。従来の給湯器との違いは、冷媒に自然冷媒を使用しているということ、電気でお湯を沸かすということ、そのお湯を作るのが空気から!ということ。燃料を必要としていたガス給湯器よりもランニングコストも安く光熱費削減にも効果大。もちろん地球にも優しいという優れモノなのです。
システム
では、どうやって空気からお湯を作るのか、それをご紹介しましょう。
夏のエアコンの室外機から熱い空気が吹きだされていることをご存知ですか?これは部屋の中から熱をくみ上げて、温度の高い屋外に放出しているからです。また、冬は逆にエアコンの室外機から冷たい空気が吹きだされます。これは夏とは反対に温度の低い屋外から熱を組み上げて、室内に放出し暖房をしているからです。このシステムを「ヒートポンプ」といいます。
 エコキュートはこの「ヒートポンプ」の原理を使用しています。エコキュートの場合、1年中お湯を沸かしますのでエアコンで言う冬の状態です。大気中の熱を圧縮し、Co2を冷媒として高圧高温のガスを作り、その熱を水に伝えてお湯を作ります。作ったお湯は貯湯ユニットにためられます。作るときに使う電気は、
昼間の約70%安い夜間電力で作るので、光熱費がグンと安くなります。
エコキュートは地球にやさしい!
上のシステムでご説明したとおり、エコキュートは冷媒にフロンなどを使用せず、自然冷媒のCo2を利用しています。また、消費電力あたりの加熱・冷却能力の効率が高いから給湯エネルギー消費量も削減。そのため、燃焼系給湯器に比べてCo2の排出量を大幅に削減できます。
ガスに比べて1/5の光熱費!
効率のよいヒートポンプ方式の採用と昼間に比べて約70%もおトクな夜間電力を使用するため、ガス給湯器の約1/5という低ランニングコスト。家庭で使われているエネルギー消費の多くを占める給湯費を節約すれば光熱費削減に大きな効果が現れるはずです。
キッチンで操作できる嬉しい機能
ボタン一つで操作ができるリモコンがキッチンにつきます。キッチンにいながら、湯量、温度調整、差し湯など機能が満載。ピッと押すだけでお風呂の準備は自動でやってくれます。
設置資金として補助金が出ます!
最近、エコカーや太陽光発電など、地球環境にやさしい商品が注目されています。しかし、値段から比べれば、従来商品の方が大量生産化などでコストダウンが進んでおり、価格的に見ればエコ商品の方が割高のものが多いのが現実。しかし、地球環境の悪化は、国を挙げて取り組まなければならないことであり、国もエコ商品を推進しています。ここで「家庭で取り入れたいんだけれど値段がね。。」という人は多いのです。そこで、数多くのエコ商品に対して国が補助金を出してくれます。これは、従来商品との差額を国が補助する、という意味もありますし、国をあげて推進したい商品、ということも言えます。もちろん「エコキュート」にも補助金が出ます。機種によって価格は様々ですが、最大で12.9万円。*現在、補助金制度の募集はしておりません。詳しくは、「補助金ページ」をご覧下さい!
エコキュート何でもQ&Aコーナー
Q1.自然冷媒ってどんなもの?
エコキュートで使われている「ヒートポンプ」に使われる冷媒には、一般的にフロンガスのような人工的に冷媒として作られたものと、もとの自然界に存在するもので、その特性から冷媒としても適用できるいわゆる自然冷媒の2種類があります。自然冷媒には、二酸化炭素、アンモニア、水、プロパン、イソブタンなどがあり、温暖化への影響が少ないことが特徴です。エコキュートに使われている二酸化炭素は、高い効率と高温をえられる特性があるのでヒートポンプ給湯器に適しているのです。
Q2.エコキュートに最適な電気料金メニューは?
エコキュートは、昼間よりも約70%も割安な夜間の電力を使ってお湯を沸かすので給湯ランニングコストはとってもおトクです。このようなエコキュートのメリットを活かす電気料金メニューは「時間帯別電灯」です。電気の使い方により、夜間の電気の使用量の割合を高くするほど電気料金がおトクになります。各家庭のライフスタイルなどにより状況に適したメニューをお選び下さい。
Q3.エコキュートのランニングコストはどれくらい?
エコキュートは「省エネルギーでエネルギー消費そのものが少ない」、「安い夜間電力を積極的に使う」という特徴かあり、大変魅力のあるものです。実際の光熱費としては、各家庭のライフスタイルや地域、運転選択の仕方、お湯の使用量などで変わってくるものですが、年間平均12,000円〜15,000円程度になります。ということは一ヶ月1000円程度ということになります。
Q4.湯切れはしませんか?
一般的にエコキュートの貯湯槽は300Lが中心です。約90℃の高温貯湯が可能なため、冬場でも風呂湯張りに適した温度の43℃のお湯に換算して450L以上の湯量が得られますので、十分な量です。また、湯の資料量が多い家庭でも、エコキュートはマイコンによる学習制御で湯切れをおこさないしくみになっています。学習制御とは、過去の使用湯量データを元に、日々の使用湯量を監視し、不足がある場合は自動的に必要湯量を沸き上げることで、湯切れの心配を解消します。また、一時的にお湯の使用が給に増える場合などは手動ボタンで選択した連続運転をすることで確保できます。
Q5.非常時にタンクの中の水(お湯)を使うことはできますか?
非常用水コックがある場合、自信などの災害時や段水時に、タンク内の水を生活用水として使うことはできます。ただし、飲用は避けてください。
Q6.お湯は飲んでも大丈夫?
そのまま飲用はしないでください。著期間の使用により、タンク内に水垢がたまったり、配管材料の劣化などによって水質が変わることがあります。飲用される場合は、一度沸騰させてからにしてください。
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