太陽光発電システムについてQ&A形式で分かりやすく説明します。
質問項目をクリックすると答えに飛びます。↓
Q1.とにかくどのくらい節約が可能なの?
Q2.どうやって電気をつくるの?
Q3.電気を使うのに面倒な作業は必要なの?
Q4.電気が発電しないときってあるの?
Q5.うちの屋根にも付けられるかしら?
Q6.屋根の方向や大きさは大丈夫かなあ?
Q7.雪国は日照量が少なくて損?
Q8.補助金を受けた場合の注意点は?
Q9.月々の支払い費用はどのくらい?
Q10.太陽光発電の他に、自然エネルギーを使った商品は?
Q11一番良く発電する時期はいつ?.
Q12.一般的な家庭ではどのくらい電気を使うの
Q13パネルの重さで家に負担はかからないの?
Q14雷が落ちることはないの?
Q15パネルが汚れたり、掃除が必要?
Q16家が日陰なのですが・・
Q17.雹(ヒョウ)などでパネルが割れることは?
Q18.潮風によって錆びませんか?
Q19電気は貯めておけないの?
Q20.もう少し待っていれば便利で安くなる?
Q21太陽電池を屋根材として利用できる?
Q22システムのメンテナンス、耐久性、寿命について教えて!
Q23.地震に対する強度は?
Q24.停電したときって使えるの?
Q25.太陽電池の単結晶と多結晶の違いは?
とにかくどのくらい節約が可能なの?
設置できる太陽光システムや各家庭の生活習慣などにより異なりますが、下記に挙げた実際に設置された方の電気代例を参考にしてみて下さい。また、電気温水器を導入したり、IHキッチンにしたりと、電気を有効活用することで、更に経済メリットもUPします。時間帯別電灯契約などの工夫も効果があります。

●例1●
A邸(4.19kWシステム)の場合 ※時間別電灯契約導入
<導入前>
年間平均の電気代・・・・月々17,783円 年間213,393円
<導入後> ※電気代は電力会社からの買電分と発電して売った売電分を差し引いた金額
年間平均の電気代・・・・月々3,903円  年間46,837円

→年間で17万円近くの経済効果

●例2●
O邸(4.12kWシステム)の場合 ※時間別電灯契約・オール電化導入
<導入前>
年間平均の電気代年間213,393円
       ガス代 年間158,797円
<導入後> ※電気代は電力会社からの買電分と発電して売った売電分を差し引いた金額
年間平均の電気代年間111,948円

       ガス代 年間0円(オール電化による効果)
→年間で30万円近くの経済効果

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どうやって電気をつくるの?
太陽光発電システムでご家庭に設置されるものは
・太陽電池モジュール・・・太陽光エネルギーを電気に変換します。
・パワーコンデショナ・・・太陽電池で発電した直流電力を家庭で使えるように交流に変換します。
・屋内分電盤・・・電力を家電製品などに分配します。
・電力メーター・・・電力会社に売却する余剰電力を計算する<売電用>と購入する電力を計算する<買電分>の2種類のメーターです。

つまり、太陽電池モジュールで受けた太陽光をパワーコンデショナで変換し、家庭に分配します。

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電気を使うのに面倒な作業は必要なの?
太陽光発電システムは、設置したご家庭では何もしなくても、買電、売電を全て自動で行います。家の中に付けられたモニタで電気量が確認できますので、毎日確かめるのが楽しみになりますよ。
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電気が発電していないときってあるの?
当然、太陽が出ていない夜間は発電はできません。その場合は従来通り電力会社から電気を買って使用することになります。だから、夜間の電気代が65〜70%割引になる「時間帯別電灯契約」が役立ちます。
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うちの屋根にも付けられるのかしら・・・
切妻屋根、寄棟屋根、陸屋根など様々な屋根形状に設置が可能です。新築、既築も問いません。
切妻屋根
(金属板瓦棒葺タイプ)
陸屋根
切妻屋根
(和瓦タイプ)
寄棟屋根
(スレートタイプ)
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屋根の方向や大きさは大丈夫かなあ?
屋根の方向は南面が最適です。東面・西面は発電効率が南面に比べ13%程度低下しますが、設置可能です。ただし、北面は適していません。面積は3kWシステムなら、モジュールの面積が20.2u、4kWシステムなら26.9uになりますので、屋根の面積はそれ以上必要です。南面のスペースが不足する場合は、東面・西面と合わせて設置できます。
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雪国は日照量が少なくて、損じゃないの?
地域によって季節ごとの日射の強さは確かに違います。しかし、北海道帯広の予測発電電力量は、4.116kWh。それに対して九州の熊本では、4.141kWhとそれほど大きな差はありません。また、日本全国で比べても、発電電力量はバラつきがありますので、損ということはありません。
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補助金を受けた場合の注意点は?
太陽光発電システムは地球環境を守るために、政府が導入をバックアップしています。そのため、住宅用太陽光発電システムを普及させるため、自ら居住する住宅を対象に設置費用を補助する制度があります。これが、補助金(正しくは住宅用太陽発電導入基盤整備事業)と呼ばれるものです。

返済不要の補助金は、設置する側としてはぜひ利用したい制度ですが、以下についてのデータ提供が必要になります。
●月々の発生電力量、買電電力量および売電電力量
●対象システムの保守、修理の内容および支出した費用の額
●対象システムの使用感(美観・電源としての信用性など)、対象システムの設置にともなう日常生活の変化など
これらのデータを半年毎、2年間提供することが義務付けられています。 補助金制度についてもご覧下さい。
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月々の支払い費用はどのくらい?
設置するシステムの種類、お客様の返済パターンによって異なりますが、1kW当たり約70万円を目安にし、一般家庭では2kWから4kWがほとんど。気軽に払える額ではありませんが、補助金制度もありますし、メリットもたくさんあります。実際、ローンを組んだ場合、月々の支払いのほとんどは、今までの電気代の節約分と少しの負担をプラスすすれば、賄える方が大半です。設置された方々のほとんどは、太陽光発電システムに満足していらっしゃいます。
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太陽光発電の他に、自然エネルギーを使った商品は?
太陽光発電システムと一緒に、節約効果がある給湯機がおススメです。「自然冷媒CO2ヒートポンプ式給湯機」と呼ばれるもので、各メーカーから『エコキュート』という愛称で発売されています。大気熱を利用した上に、夜間の安い電気料金でお湯を沸かすこの商品については、取り扱い商品をご覧下さい。
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一番良く発電する時期はいつ?
システムを設置する地域や方位、設置角度によって異なりますが、5月もしくは8月頃の発電量が年間を通じて最も多くなるのが一般的です。
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一般的な家庭ではどのくらい電気を使っているの?
一般家庭の全国平均電気使用量は、年間4,482KWhとなっています。(住環境契約研究所「家庭エネルギー統計年報(1996年版)」この統計から、月平均で約8000円から9000円ぐらいの電気料金を支払っている家庭が標準的と言えます。
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パネルの重さで家に負担はかからないの?
システム全体で重さは約300kg前後です。大人が4、5人屋根の上に乗ったのと同じくらいとお考えください。パネルは平たいものなので、一部に加重するものではなく、分散されます。それで家がつぶれるということであれば、日常生活にも支障をきたすものです。ですので、システムを設置したからと言って、家がつぶれる、傾くということはまずありません。
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雷が落ちることはないの?
太陽光発電のパネルは、コンセントにつないで稼動するものではなく、パネル事態で電気を発電するものです。雷を誘導するということはありません。また、万が一に備え、回路内に一定性能のサージアブソーバー(避雷素子)を組み込み誘導雷の被害を食い止める策を取っています。過去30年間に太陽電池が直接落雷を受けたという事例は極めて奇です。
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パネルが汚れたり、掃除が必要になったりしないの?
砂塵、土砂などの汚れは、傾斜があれば降雨により流されるため、掃除はほとんど必要ありません。また、ガラス面の汚れによる発電効率の低下は約3%と微かです。
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家が日陰なのですが・・
設置する場所は影がないことが理想です。木や電柱などが周辺にある場合、方角によっては影の影響を受け、発電量が低下します。メーカーによっては、パネル一枚の少しでも影が入っただけで発電できないものもありますが、当社が扱っているシャープの製品は影の周りをまわって発電するタイプなので効率的です。
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雹(ヒョウ)などでパネルが割れることは?
太陽光電池パネルのガラス面は、JIS規約の強度(1mの高さから227gの硬球を落下させて耐えうること)に適合した3mm厚の強化ガラスを使用しています。万が一ガラスが割れた場合でも、ガラスが樹脂により接着されていますので、窓ガラスのように飛び散ることはありません。
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家が海の近くです。潮風によって錆びません?
海岸線より500m以内の地域などで、季節風や潮風により塩害の恐れがあると予想される「指定塩害地域」であれば、「塩害対応モジュール」が使用されます。
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発電した電気を貯めておけないの?
理論上、蓄電池を併用すれば電気は貯めておけます。しかし、蓄電池はコストが高く、寿命も約3年ほど。また、蓄電ロスなどで電気を消失させるよりは、電力会社に売電するほうが能率的です。
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もう少し待っていればもっと便利で安くなる?
太陽光発電システムはモジュールで発電した直流電気を一般家庭用の交流に変えるシンプルな機能です。太陽光発電の普及に伴う量産化によって、コストが格段に下がりました。今後も若干のコストダウンは考えられます。一方で一軒当たりのNEF補助金も年々下がってきている為、実質負担を考えると今設置するのも、将来設置するのもコスト的にはあまり変わりません。もしろ、早く設置して償却したほうが有利と言えます。
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太陽電池を屋根材として使えますか?
屋根一体型で使用する太陽電池モジュールは、建築基準法第38条及び第67条の2の規定に基づき防災認定を取得しておりますので、屋根材といて設置可能です。ただし、@防砂地域内の建物、A準防火地域内の建物で3階以上または床面積500u以上の建物には設置できません。
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システムのメンテナンス、耐久性、寿命について教えて。
太陽電池モジュール自体は耐久性に優れており、部材なども含めて長期にわたり特別なメンテナンスの必要はありません。太陽電池モジュールは10年間の長期保証です。システム全体の寿命は20〜30年ほどです。
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地震に対する強度は?
太陽電池モジュールおよび架台の重さは、同面積の和瓦に比べ1/4〜1/5と軽く、屋根への加重は通常の家では問題ありません。また、ねじれや振動についても試験や強度計算などで十分に検討したうえで設計させています。
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停電したときには使えるの?
晴天の昼間であれば専用コンセントから最大1500Wまで使えます。なお、発電量は気候により変動し、使用している機器の負荷よりも発電量が少ないときは運転は停止します。
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太陽電池の単結晶と多結晶の違いは?
固体のシリコンを溶かし、冷やして固めたものが結晶シリコンです。固める方法により、1つの大きな結晶からなる「単結晶」と多数の小さな結晶からなる「多結晶」に分かれます。多結晶は単結晶に比べ製造コストが安い反面、結晶と結晶の境目で抵抗が発生するために発電効率では若干劣ります。しかし最近では、変換効率の向上にとって、比較的安価な結晶が現在の主流になりつつあります。
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